◆明治安田J1リーグ▽第31節 鹿島3―1C大阪(23日・メルスタ)

 鹿島はC大阪を3―1で下し、3連勝で首位固めに成功した。先制されたが、知念慶のゴールで追いつき、レオセアラ弾で逆転。

松村優太がダメ押し点を奪った。

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 鹿島が勝ち点を61に伸ばした一方、2位京都と5位町田、3位柏と6位広島の上位対決はともに引き分けに。4位だった神戸が勝ち点57で2位に浮上した。京都と柏が同56で追う。

 試合数は全チームが「31」でそろっており、残り7試合。鹿島としては、逃げ切りを図りたいところだ。

 1ステージ制で行われた直近10シーズン(2ステージ制の2015、16年除く)において、残り7節時点の首位チームがそのまま優勝したのは4シーズンのみ(20、21年川崎、22年横浜M、23年神戸)で“V確率”は40%。群雄割拠のJリーグにおいて、逃げ切りVは容易ではない。

 昨季は34節まで広島が首位だったが、35節で広島に代わって1位に浮上した神戸がそのまま優勝。最終節での逆転Vも2例あり、13年に広島が横浜FMを、17年に川崎が鹿島をかわしている。

 鹿島は10月に神戸、京都との直接対決が控えており、突き放すチャンスも、追いつかれるピンチもある状況。追われる立場でシーズン最終盤を迎えることになるが、鈴木優磨は「他会場は関係ない。

自分たちが勝ち続けて、勝手に相手がプレッシャーを感じてくれればいい」と意気込みを語っている。

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