鹿島はC大阪戦(3〇1)で3連勝を達成したが、その代償として、シーズン通算4枚目の警告を受けたMF知念慶、DFキムテヒョンを次節の名古屋戦(27日・豊田)で欠くことが決まった。3連戦の3戦目、かつアウェー戦という厳しいコンディションの中で、試練の時を迎える。
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ボランチは三竿健斗、舩橋佑、柴崎岳の3人体制で臨むことになりそうだ。樋口雄太は戦列を離れており、3人で90分間をやり繰りするマネジメントになるだろう。
湘南戦(3〇1)、C大阪戦で好パフォーマンスを発揮し、名古屋との前回対戦時にゴールを決めている知念の欠場は大きな痛手だが、選手層の厚さを示したい。
キムテヒョンを欠くセンターバックは、C大阪戦で右サイドバックとしてフル出場した津久井佳祐、今夏に東京Vから加入し、リーグ戦デビューの時を待つ千田海人のどちらかが植田直通の相棒を務めることが予想される。
ビルドアップでの貢献度も高いキムテヒョン不在の穴は大きいが、その他の長所でアピールしたいところ。レギュラーFWが固定化されていない名古屋の先発をどう想定するかで、人選が変わってくるかもしれない。
C大阪戦で鈴木優磨、チャヴリッチの出場時間調整には成功したものの、左サイドバックの小池龍太は2戦連続フル出場中。小川諒也や溝口修平の起用も視野に入る。
いずれにしても、文字通りの総力戦で4連勝を目指すことになる。誰を先発に並べ、どこからのビルドアップを基本軸とし、誰を途中から送り出すか。鬼木達監督の手腕に注目が集まる。