J1名古屋は25日、現行の春秋制から秋春制に移行する2026年新シーズンの開幕前トレーニングキャンプ地について、北海道・苫小牧市の「TOMASEIフットボールフィールド」で実施すると発表した。2月開幕の今シーズンまでは、沖縄でキャンプを行っていた。

 Jリーグは12月の今季閉幕後、特別大会を挟み、欧州主要国のカレンダーに合わせた「8月開幕・5月閉幕(予定)」の秋春制へと移行する。従来、開幕前の事前キャンプ地は沖縄や宮崎などが中心だったが、今後は冷涼な気候の地域での実施を目指すクラブが多くなるとみられる。一方で欧州など海外での実施を模索するクラブもあるほか、施設面の充実度から、従来通り九州・沖縄での開催を見据えるクラブもあるという。

 名古屋は「キャンプ地決定に際し、多大な熱意とご尽力をいただきました苫小牧市並びに苫小牧観光協会、苫小牧地区サッカー協会の皆さまに御礼を申し上げます。苫小牧市民の皆さまから愛され応援していただけるよう取り組んでまいります」と発信した。

 苫小牧市は北日本最大の国際拠点港湾「苫小牧港」、北海道の空の玄関口である「新千歳空港」を擁し、陸海空の優れた交通アクセスを持つ。昭和41年に全国で初めて「スポーツ都市宣言」を行い、スポーツを通じて健康でたくましい心と体をつくり、豊かで明るいまちづくりを進めている。

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