J1清水は25日、アウェー・神戸戦(27日)に向け静岡市内で一部非公開調整した。23日のホーム・浦和戦は後半、押し込まれる時間が続き、シュート数は8―16。

何とか耐えてスコアレスドローで終えた。中3日で2位の強豪とぶつかる秋葉忠宏監督は「勇気を持って勝利したら価値がある」と、チームが掲げるハイプレスで真っ向勝負するよう厳命した。

 タレント軍団相手でも引いて守りを固めるつもりはない。この日練習後に浦和戦を振り返った指揮官は「トライしていない。奪いにいく姿勢を見せなければ(J2で2年かけて)やってきたことではない」と指摘。GK梅田や最終ラインの踏ん張りで無失点に抑えたことは収穫だが、中3日の神戸戦はもう一度自分たちのスタイルで挑む構えだ。ボクシングに例え「リスクを負って殴り合うから(KOで)勝てる。アウトボクシングをして判定になっても。自分はそういう哲学を持っていない」と言い切った。

 直近は5試合連続でシュート数1ケタ台。複数得点は7月20日の横浜FC戦以来奪えていない。「1点ではおもしろくない。

高みにトライするから価値がある」と、選手の背中を強く押していく。

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