首位・鹿島の鬼木達監督が25日、茨城・鹿嶋市内で行われた名古屋戦(27日・豊田)に向けた非公開練習後に取材に応じ、意気込みを語った。

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 3連勝を含む8戦勝ちなしと好調のチームは、3連戦の最終戦で豊田スタジアムに乗り込む。

鬼木達監督は「選手も僕も、追われる立場という感じはしていない。目の前の相手を倒すことに必死。目の前の1試合を勝つために、どうやって確率を上げられるか、どうやったら躍動できるか、それしか考えていない」と語り、優勝争いに気負うことなく、目の前に試合に全力を尽くす姿勢を強調した。

 名古屋戦は韓国代表DFキムテヒョン、昨季J1ベストイレブンのMF知念慶を累積警告による出場停止で欠く。主力2枚の欠場は大きな痛手となるが、鬼木監督は「開幕当初よりも若い選手の成長を感じる。下からの突き上げがあり、競争力がある」と自信を示した。

 また、C大阪戦(3〇1)のDF植田直通の2アシストに言及した上で「元々力を持っていた選手に関しても、向上しようという思いを感じる」とキッパリ。「組織で(欠場の2人を)カバーする部分と、個人の力でもやってもらわないといけない。そういう選考をしていく」と語った。

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