J2北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(30)が26日、今季限りで現役を引退すると発表した。
U―12から札幌の下部組織で育った深井は2013年、トップチームに昇格。
プロ13年目の今季は4月に2試合途中出場を果たすも、手術箇所とは別の痛みに苦しみ、フルメニューを消化できない日が続いた。復帰を目指す一方で「サッカーができる足の状態にはない」と漏らすなど、体が思い通りに動かない日も少なくなかったことから、今月に入り、クラブに現役を退く意向を伝えた。
深井はかねて、将来はJリーグの監督に就くことを目標に挙げてきた。クラブは本人の意向も踏まえ、来年は下部組織のコーチの座を用意し、経験を積ませる。札幌一筋でプロ人生を歩んだ深井が、今度は指導者として、大好きな故郷で新たなサッカー人生を歩むことになる。