横浜FMは26日、横須賀市内でFC東京戦(28日・味スタ)に向けて冒頭のみを公開して全体練習を行った。

 前節の敵地G大阪戦では後半15分にMF天野の得点で先制したが、同20分に同点に追いつかれてから14分間で3失点を許して1―3で逆転負けを喫した。

同戦を振り返り、大島秀夫監督は「狙い通りに選手がやって欲しいことをやった先制点までだったので、そこに関してはすごくポジティブで自信を持っていいと。ただ、その後の10分間の戦い方は、チームとしてのそういう状況でどうするかという細部の所の徹底と意思統一なので、これをミーティングと練習でしっかり同じことが起きないように(取り組んだ)。こういう状況ですけど、学んで、次に生かさないといけないことは変わらない。成長していくことが大事」と強調した。

 現在チームは勝ち点28(得失点差マイナス12)でJ1残留圏内の17位にはいるが、降格圏内の18位横浜FCとは同勝ち点(得失点差マイナス16)で並んでいる。FC東京は現在3連勝中と好調を維持しているが、J1残留に向けて是が非でも勝利をつかみたい一戦。指揮官は「(FC東京は)前線のパワーとスピードは、スタート(先発)、途中から含めてタレントが多い。そこをどう抑えるかが大事。同じようにアウェーの先制点というのは重要になってくると思うので、より慎重に、だけど自分たちがやることをしっかりやって、いいパフォーマンスを出せるように入らないといけない」と引き締めた。

 またチームにとっては鹿島(通算612勝)に続く2クラブ目のJ1通算550勝に王手をかけて迎える一戦ということもあり「目の前の1勝が常に欲しい状況ではありますけど、今までの歴史の偉大さを感じますし、そういう状況なので、なおさらこの1勝を早くもぎ取らないといけないなと感じます」と決意を示した。

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