女優の天海祐希が26日、都内で主演するテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」のファン大感謝イベントを行った。
2014年の放送開始から約12年、「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)の敏腕取調官・真壁有希子(天海)の活躍を描いた人気シリーズ。
天海は「ここにいる心強い仲間たちと12年間やってきました。ラストシーズンになるけど、皆さんに楽しんでもらえるように撮影しています」とあいさつ。共演の田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、小日向文世とステージに登壇した。
天海はメインキャストでは唯一の女性で、ファンからは紅一点、ダイヤモンドと表現されたが、男性キャスト陣から「かわいさはない。セリフが多いときの顔色が違う」(小日向)、「天海さんは怖いです。『いいのよ』が『いいのよ』に聞こえない」(でんでん)などと暴露。場内は大爆笑に包まれた。天海も高笑いしたが「全部、怖いじゃないですか? 私に対する不満ばっかりで」とチクり。原因は撮影合間の男性キャスト陣のおしゃべりだそうで「『はい、行くよ』って言わないと動かないから」と明かした。一方で「上着がちゃんとしていて、下がジャージのまま本番に入ろうとした。それはかわいいし、ダイアモンドのオーラがでていました」(田中)と、かわいらしいエピソードも飛び出した。
10月16日から始まる第5シーズンでは、真壁(天海)を始め、管理官・梶山勝利(田中)、玉垣松夫(塚地)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向)という鉄壁のチームが、シリーズ史上最強の被疑者たちに立ち向かう。国家の最高権力(=内閣総理大臣)と直接対決する「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」(12月26日公開、常廣丈太監督)に向け、連動するエピソードも交えて描かれる。
劇場版は歌舞伎俳優の市川猿之助が両親の自殺を手助けした罪で逮捕(後に懲役3年、執行猶予5年の判決)されたことで延期していたが、石丸幹二を代役に迎えて昨年6月に再始動した。