J2で10位の北海道コンサドーレ札幌は27日、ホームで4位の仙台と対戦する。26日は会場の大和ハウスプレミストドームに隣接するサブグラウンドで、冒頭15分のみ公開しての非公開練習で最終調整した。

 順調にフルメニューを消化したと見られるMF近藤友喜(24)は、前節・徳島戦で出場13試合ぶりとなる今季4得点目を挙げ、2―1の勝利に貢献した。自身初となる2戦連発も視野に入れる戦いへ「自分が攻撃を担ってるくらいの気持ちでやれれば」と右サイドから積極的に前へと進んでいく。

 徳島戦では7試合ぶりに先発に復帰した。7月に左ふくらはぎの肉離れで戦線を離れた。休んでいる間に監督が交代。8月23日甲府戦(2〇1)で4試合ぶりに戦列に戻るも、3試合、途中出場が続いた。その間、柴田慎吾監督(40)からの言葉に闘志を奮い立たせた。「思ったように試合に出られなかったが、監督から『使いたいと思わせてくれ』と言われていたので。それがモチベーションになって、気持ちも入った」。出場停止が4人出た影響もあり、右ウィングバックのスタメンに復帰した一戦で結果を残し、“定位置”を奪い返した。

 ドリブルで相手を交わし、敵陣深くに入り込み、好機を演出しているが「クロスの精度は課題かなと。もっと上のレベルに行くにはそこが伸びてこないと」と尽きぬ向上心で、日々自己を高めてきた。

当面の目標となるプレーオフ圏の6位・徳島との勝ち点差は5も、得失点差のマイナス12はリーグでワースト3位。「得失点があるので、実質6点差みたいなところがある。本当に1個ずつ勝つしかない。勝ち点3だけを目指してやりたい」。2連勝を絶対目標に、近藤が右サイドを席巻しにいく。

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