櫻井翔が26日、キャスターを務める日本テレビ系「news zero」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)が今秋に番組開始から20年を迎えることを受け、スポーツ報知にコメントを寄せた。29日には放送20年を記念し、櫻井によるNBAレイカーズ・八村塁の単独取材を放送することも明らかとなった。

 櫻井は、番組が始まった2006年から月曜キャスターを務め、20年にわたり番組の顔として多様なニュースを伝えてきた。「2006年10月2日、月曜日。当時報道番組としては珍しい、鮮やかで、真新しい緑のスタジオセットに囲まれ、夜11時からの初回放送を迎えようとしていました」と報道の世界に足を踏み入れた当時を回想する。

 キャスターとしての第一声は、今も鮮明に覚えている。「『こんばんは。NEWS ZEROです』この一言に合わせて頭を下げた時の緊張は、忘れられません。この時、私は24歳。…にっ…24歳!? 自分にとって、そして声をかけて下さったスタッフにとっても、『大きな挑戦』だったことをいま改めて痛感します」

 アイドルとしてスターダムを駆け上がる中、同番組の生放送出演だけでなく、東日本大震災や戦後企画などを継続取材。真摯(しんし)な姿勢や、的確なコメント力で視聴者の信頼を得てきた。「20年、当時から大切にしていたこと―。“出会った方の声を、思いを、テレビを通じて一人でも多くの方に届けたい”そんな思いで取材を続けてきました」とキャスター業には並々ならぬ思いがある。

 番組20年企画(29日から1週間放送)のトップバッターとして、八村を取材。

日本人選手として感じたNBAでの壁や、日本バスケ界の未来に迫る。櫻井は「遠くの声を視聴者へと繋(つな)ぐ“架け橋”として。声なき声を広げる“拡声機”として。長く引き継がれてきた、柔らかくも力強いゼロスピリットを大切に、これからも伝え続けて参ります」と気持ち新たに意気込んでいる。

 〇…24年4月からメインキャスターを務める元日本テレビ・藤井貴彦アナは、10月1日に大阪・関西万博の会場から「万博が何をもたらしたのか」について生中継で伝える。「人の営みを積み重ねることでしか明日は変えられません。20年を迎えようとしている私たち『news zero』。“ネット上”にはないうっすらとした汗をかきながら、明日をよくするきっかけをみなさまにお届けしてまいります」と約束した。

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