◆フランス2部 ナンシー0―1Sランス(26日)

 フランス2部SランスFW中村敬斗が、2試合連続先発となったアウェーのナンシー戦で決勝点を演出する活躍を見せ、チームを今季初の連勝に導いた。移籍問題で出遅れた中村だが、1ゴール1アシストをマークした前節に続いて左サイドで先発。

サイドからのチャンスメイクで存在感を示すと、0―0の後半3分、左サイドからゴール前のFWサラマに完璧なクロスを供給。シュートは相手に当たってゴール前にこぼれたが、再びサラマがヒールキックで押し込んで先制した。

 中村にアシストはつかなかったが、前2試合での1ゴール2アシストに続き、これで出場3試合で4得点に関与。フランス2部で圧倒的な存在感を発揮している。移籍問題のもつれでSランスへの合流が遅れたため、日本代表が9月に行った米国遠征には招集外となった中村。しかし日本代表の森保一監督は「敬斗についても、2部にいたとしても国際舞台で発揮できるパフォーマンスを自チームで見せてくれれば、代表の舞台にはつながってくる」と語っており、10月にブラジル、パラグアイと対戦する親善試合での代表復帰へのアピールが続いている。

 またこの試合では右サイドバックで先発したSランスDF関根大輝も、攻撃参加から決定的なラストパスや、ゴール前で体を張ったブロックも見せていた。

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