“芸能界のレジェンド”堺正章が、きょう1日スタートのフジテレビ系水10ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(水曜・午後10時、初回30分拡大)に特別出演することが分かった。

 脚本・三谷幸喜氏、主演・菅田将暉、共演・二階堂ふみ神木隆之介浜辺美波で話題の同作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で三谷氏の青春時代の思い出を題材にした完全オリジナルストーリー。

 物語の舞台は渋谷・八分坂(はっぷんざか)。渋谷駅から徒歩8分であることからその名称で呼ばれ、案内所、ジャズ喫茶、ラブホテル、ストリップ劇場らがところ狭しと軒を連ねる大人の繁華街。妖艶なネオンが照らすこの街角に途方に暮れた若き劇団演出家・久部三成(くべ・みつなり/菅田)の姿があった。あまりの粗暴ぶりに自身の劇団から追放されてしまったのだ。当てもなく八分坂へ迷い込んだ久部は、案内所のおばば(菊地凛子)に誘われるがまま、WS劇場の扉を開く…。

 不器用ながらも、生きることに一生懸命な“人間くさい”人たちが目と目を合わせ、心と心を通わせ、時に激しく衝突しながらもエネルギッシュに生きた「1984年」という時代を、三谷ワールド全開で笑いと涙いっぱいに描いていく同ドラマに特別出演するのが芸能界のレジェンド・堺。今夜放送の第1話から登場するが、何役なのか、そして、どこのシーンに登場するのかは本編を見てからのお楽しみとなる。

 芸歴は70年を超え、長きにわたり芸能界の第一線を走り続けてきた堺は、5歳で子役として芸能界デビュー。その後、16歳でザ・スパイダースのメインボーカルとして参加。解散後も歌手としてソロ活動する傍らコメディアン、番組司会者、俳優などマルチな活躍を見せている。

 新年の風物詩となっていた「新春かくし芸大会」(1964~2010年、フジテレビ系)では、毎年高難易度の芸を披露し“Mr.かくし芸”と呼ばれるなど、希代のエンターテイナーとして幅広い世代に愛される存在。現在も「THEカラオケ★バトル」(14年~、テレビ東京系)をはじめとしたさまざまな番組に出演。

日本のエンターテインメント業界を牽引し続けている。

 なお、本作にはザ・スパイダースでツインボーカルを務めた井上順も客引きの、うる爺役で出演。昭和、平成、令和と時代を越えて活躍する堺&井上コンビが1984年の物語をどのように彩り、盛り上げていくのかに注目が集まる。

 ◆プロデュース・金城綾香(フジテレビ第1スタジオ)コメント

 「昭和の資料映像を見ると、たくさんテレビが映っています。お店にも、通りにも、どこにでもテレビがあって、同じ番組を観ている。ほとんどの人がスマートフォンを手にして、それぞれが好きな時間に好きなコンテンツを楽しんでいる令和とは大きく違っています。このドラマの中で、ある大切な役が登場するのですが、その役は誰がご覧になってもスターだと感じる方に演じていただきたいと思い、堺正章さんにご出演のオファーをさせていただきました。堺さんが作品の中で、色々な表情を見せてくださいます。ドラマの色々な場面で、作品をより楽しいものにして下さっていますので、ぜひ今夜の放送をご覧いただければと思います!」

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