◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦 ドジャース―レッズ(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が1日(日本時間2日午前10時8分開始予定)、1勝0敗で突破へ王手をかけているワイルドカードシリーズ第2戦の本拠地・レッズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。先発のマウンドには山本由伸投手(27)が上がる。
ポストシーズン初戦でワイルドカードシリーズ第1戦だった前日30日の本拠地・レッズ戦では大谷のバットがチームを先勝に導いた。初回先頭の1打席目に先発右腕・グリーンの100・4マイル(約161・6キロ)をはじき返して弾丸ライナーで右翼席に運ぶ先頭弾を放つと、6点リードの6回には今季自己最長タイの454フィート(約138メートル)の特大弾。T・ヘルナンデスも2発を放ち、5本塁打など15安打で10点を奪う猛攻を見せて、10―5で初戦を制した。
一方で、8点リードの8回にはベシア、エンリケス、ドライヤーの3投手で1イニングだけで59球を要し、2安打4四球で3点を失い、レギュラーシーズン終盤から課題となっていたリリーフ陣の不安は残った。
第2戦目の前には、地区シリーズ以降の入れ替えも見据えてか、チーム最多71登板ながらワイルドカードシリーズのメンバーを外れたバンダ、負傷者リスト(IL)に入っているコペック、46試合に登板したカスペリアスがライブBP(実戦形式の打撃練習)で登板。ロバーツ監督、ゴームズGM、プライアー投手コーチが見つめる中で練習を行った。今季限りで現役引退を表明しているカーショーもブルペン入り。カーショーは最大3試合しかないワイルドカードシリーズは登録メンバーを外れているが、地区シリーズ以降に登録される可能性が示唆されている。
現時点でドジャースのブルペンは、第1戦で登板したベシア、エンリケス、ドライヤー、トライネンに加えて佐々木、スコット、ロブレスキも控え、グラスノーとシーハンもリリーフ待機している。