◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦 ドジャース8―4レッズ(1日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのM・ベッツ内野手が1日(日本時間2日)、本拠のレッズ戦で2適時打で3打点と活躍した。

 初回の第1打席で二塁打を打ったベッツは、0―2の3回1死三塁で中前へ反撃の適時打を放った。

 圧巻は6回だ。山本が無死満塁のピンチを無失点で切り抜けた、その裏の攻撃。1死一、三塁で大谷が右前へ適時打を放って4―2とリードを広げると大谷が塁上で両手を挙げ「カモーン」と絶叫。WBCでも伝説となったジェスチャーでナインを鼓舞した。これにベッツも応えた。なお1死三塁で三塁線を破る適時二塁打。この日3安打目、2本目の適時打。大谷&ベッツの連続適時打にドジャースタジアムは大興奮に包まれた。

 ベッツは8回にも1死一、二塁で適時二塁打。ファウルで3球粘っての一打となり、塁上で喜びを爆発させた。「シーズンを通じて本当にたくさん苦しんだ。でもそれを試練だととらえてきた。

今は、その試練をここで生かして、反応できるようになっている。どんなことが来ても、これまで通ってきたより悪いものはない。前向きな姿勢を持ち続けて進むだけだ」とポジティブに語ったベッツ。自身の活躍については「クールだね。今こうしてチームを勝たせられる、貢献できるのはうれしい。遅れてもいいから結果を出せて良かった。ただ続けていくしかない。今年はキャリアでも最悪のシーズンの一つだった。でも精神的に強くなった。だから今は別の集中力がある。自分の数字じゃなく、試合に勝つことにフォーカスしている」と頼もしく語った。

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