巨人の中山礼都内野手が9日、CS突破に貢献する決意を示した。東京ドームで行われた練習に参加して調整。
昨年のDeNAとのCS最終Sでは正二塁手の吉川が離脱したことで、急きょ先発の機会が巡ってきた。同Sでは6試合に出場して19打数5安打、1本塁打。昨季までシーズンでの本塁打0ながら、同S5戦目で“プロ1号”となる決勝ソロを放つなど存在感を発揮した。
1年の時を経て、今はさらに成長した姿がある。今季はシーズン途中から外野に挑戦し、自己最多の103試合出場。夏場以降、右翼の定位置を奪取して打率2割6分5厘、7本塁打、32打点をマークするなど大きく飛躍を遂げた。レギュラーの一角となり昨年とは立場も変わったが、「与えられたところでしっかり結果を残すだけなので、そこについては特に変わらずにやりたい」と冷静に見据えた。
求めるのはチームの勝利。伸び盛りの若武者は「一番はチームが勝つこと。それを最優先に、勝つために何ができるかを考えてやりたい」と誓った。