第78回秋季全道高校野球大会(12日開幕、プレド)の公式練習が10、11日の2日間、大和ハウスプレミストドームで行われた。13年ぶりの優勝を目指す北照の沢田碧生内野手(2年)は、横浜OBの父・博貴さん(50)に続くセンバツ甲子園出場を狙う。

 北照・沢田の父は、巨人などで活躍した斉藤宜之氏らとともに2度センバツに出場。大学を経て社会人野球の名門・鷺宮製作所でもプレーした。地元を離れ、父とは異なるユニホームに袖を通した沢田は、「伝統あるチームの横浜と甲子園で対戦したい」と目標を口にした。

 6番・サードで3試合にフル出場した小樽地区予選では1安打。結果は出なかったが、父からは「悪くは見えないから、どんどん振っていけ」と助言を受けた。技術だけでなく、精神面について指導を受けることも多く、「自分は(調子の)波が激しい。とにかく楽しめと言ってくれているので、悔いなく楽しみたい」と意気込んだ。

 2回戦からの登場で、初戦はともに優勝候補の札幌大谷―北海の勝者と対戦する。地区予選に続き、父が神奈川県から応援に駆けつける予定で「チームの勝利が一番。場面場面で、必要なプレーをしたい」と腕をまくった。(島山 知房)

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