巨人・浅野翔吾外野手(20)が17日、高卒4年目を迎える来季に「覚醒ロード」を突っ走る覚悟を示した。今季は定位置をつかみきれず「本当に来年が勝負。
即答だったことが、浅野の固い決意の表れだった。東京・稲城市立稲城第一小を訪問し、80人の児童とキャッチボールなどで交流。ちびっ子応援団からのエールを受け取った後に高卒4年目を迎える来季への意気込みを問われると、熱き思いを言葉にした。
「周りの人は『まだ高卒3年目だから』と言ってくれるんですが、いつクビになるか分からない世界。(岡本)和真さんみたいに4年目で花が咲くように頑張っていきたい」
名だたる右の大打者たちが高卒4年目にスター街道を駆け上がった。3年間で通算1本塁打だった岡本はNPB史上最年少で「打率3割、30本塁打、100打点」をクリア。他球団でも中田翔、鈴木誠也らが初めて規定打席に到達したのも、プロで戦う体が完成し始めた“出世イヤー”だった。「和真さんと同じような活躍はできないと思いますが少しずつ近づけるように、穴埋めできるように頑張りたい」と浅野。MLB挑戦が濃厚な主砲からは「お前は活躍しないといけないぞ」とエールを受け、腹をくくった。
今季は出場29試合で打率1割8分7厘、2本塁打、8打点と打撃3部門で昨年を下回り「自分の中で焦りもある」。自主トレは地元・香川で単独トレを敢行した昨オフとは異なる形を検討中だ。「ご飯とかも断りながらやっていくしかない。今から野球一筋でしっかりやっていきたい」と誘惑に負けず、己を追い込む覚悟を固めた。
来季の外野3枠は白紙状態。「みんながライバルです」と丸、中山、若林、佐々木、球団が残留交渉に臨む方針のキャベッジらとのレギュラー争いに挑む。秋季キャンプは李臨時コーチから助言された上半身の脱力などを実践し「かなりいい感覚はありました」。浅野が定位置をつかめば、チームに不足している長打力を兼ねた右打者として貴重な存在となる。
球団ドラ1野手は坂本、長野、岡本ら球界を代表する右打者の系譜としても紡がれてきた。「ドラフト1位なので、活躍しないと、というのも自分の中ではある」と率直な胸中を明かした浅野。それでも「そこにとらわれすぎても、自分の良さは出ないと思う。いい意味で考えすぎずにやっていければ」。










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