◆第45回ジャパンC・G1(11月30日、東京・芝2400メートル)1週前追い切り=11月19日、栗東トレセン

 今年の日本ダービー馬クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は、CWコースでセンツブラッド(3歳オープン)、バステール(2歳新馬)と3頭併せで最後方から。時計は6ハロン83秒4―11秒1と上々で、道中のリズムも良かったが、強めに追われてからの動きがやや重かった。

先頭からは1馬身半遅れてゴールした。

 北村友騎手は「もっと自分から体を使って直線も動けると、完璧に近い追い切りになったかな。先週からは良化していますし、走り自体も整いつつあるのかなと思います」とジャッジ。斉藤崇調教師は「思ったより上がってこないな、という印象です。これでどこまで変わるかな」と冷静に振り返った。

 今回は凱旋門賞(14着)からの帰国初戦。まだ良化途上なだけに、このひと追いでどこまで本来の状態に近付けるかが問われる。なお、態勢が整わなければ、有馬記念・G1(12月28日、中山)に目標を切り替えることが発表されている。(水納 愛美)

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