◆第42回マイルCS・G1(11月23日、京都競馬場・芝1600メートル、良)

 G1馬6頭などトップマイラーがそろった一戦は18頭立てで争われ、3番人気のアスコリピチェーノ(美浦・黒岩陽一厩舎、父ダイワメジャー)は、直線で伸びを欠いて7着に終わった。クリストフ・ルメール騎手は秋華賞菊花賞、天皇賞・秋に続くG1・4勝目を狙ったが、来週以降に持ち越しとなった。

 同馬は、今年のヴィクトリアマイルで、2023年の阪神JF以来となるG1制覇を達成。その後、フランスへ遠征したジャックマロワでは6着に敗れた。本レースへ向けては栗東滞在で調整を続けていたが、先頭でゴール板を駆け抜けることはできず。本レースまでは、国内マイル戦で6戦4勝2着2回と連対率100%だった。

 勝ったのは1番人気で川田将雅騎が騎乗のジャンタルマンタルで(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父パレスマリス)、勝ちタイムは1分31秒3でコースレコードタイ。2着は4番人気のガイアフォース(横山武史騎手)、3着は15番人気のウォーターリヒト(高杉吏麒騎手)が入った。

 ルメール騎手(アスコリピチェーノ=7着)「スタートは良かったです。いいポジションで、勝った馬の隣でいい競馬ができました。内側でよく頑張ってくれたけど、ギアアップがあと2つできなかったです。ラスト200メートルがダメでした」

編集部おすすめ