日米通算4367安打を記録し、今年日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(52)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が24、25日の2日間、福岡県内で、今秋の明治神宮野球大会で優勝した九州国際大付の球児に指導を行った。高校生の指導は8、9日の中越(新潟)に続き、今年2校目で、通算13校目。

指導は2日間にわたり、数々の金言を授けた。

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 2日目の走塁練習後、次のティー打撃の準備をしている時に3年生が近寄り、イチロー氏に質問した。

 米国の大学に進学予定で、気を付ける点などについて聞くと、イチロー氏はこう答えた。

 「絶対にいい経験。価値観が変わる。ものの見え方が変わる。視野が広がる。アメリカに行けば、自分が日本代表。自分の行動イコール日本人だと思われる、しっかり持って、行動してほしい。そういう自覚を持って、日本代表だと思って頑張って。うれしい話、頑張って」

 新たなチャレンジを行う若者へ“イチ流”のエールを送り、その背中を後押しした。

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