エンゼルスの菊池雄星投手(34)が13日、自身が設立した岩手・花巻市のトレーニング施設「king of the Hill」(K.O.H)で自主トレを公開し、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場に「小、中、高、大とプロと(代表とは)今までご縁がなかったですから、なんとか野球人生の中で1度はという思いはずっと持ってましたので、そういうチャンスがあれば、ぜひ前のめりで考えたいなと思います。世界一しか目標はないと思いますから、そこに貢献できたらなというふうに思いますし、いつお声がかかってもいいように準備しているつもりです」と意欲を示した。
雄星はこれまでWBC出場経験がなく、プレミア12、五輪の出場もなし。選出されれば、主要大会では初の侍ジャパン入りとなる。7月に取材に応じた際には「オファーをいただけたら、前向きに考えたい」と意欲を示した左腕。34歳とベテランの域に入っており、先発の中心としてフル回転するだけでなく、豊富な知識やメジャーでの経験を若手に伝えていくリーダー格としての働きも期待されることになりそうだ。球団側にもWBC出場への思いをすでに伝えていることを明かし、「最終戦の時にそういう話にはなりました。話があれば、前のめりで考えたいと。GMからもその場でどうこうというよりは、認識はしているとは言われました」と話した。
山本由伸投手(27)、菅野智之投手(36)の出場も内定。ドジャース・大谷翔平投手(31)はすでに出場を表明しており、同じ花巻東高出身の2人が強力タッグを組めば、侍ジャパンの2大会連続優勝には強力な追い風となる。米フロリダ州オーランドで行われていたウィンターミーティングに参加していた井端監督はメジャー組の出場の可否について「年内には(答えが)来てほしいですね。せめて12月中旬とかくらいに来てくれるとこちらとしてはありがたいです」と話すにとどめていた。
花巻東高から09年ドラフト1位で西武入りした雄星は、16年に自身初の2ケタ勝利となる12勝をマーク。
メジャー1年目から先発ローテ入り。23年にはブルージェイズで自己最多の11勝を挙げた。これまで7年間でマリナーズ、ブルージェイズ、アストロズ、エンゼルスと4チームでプレーし、通算199登板で48勝58敗、防御率4・46をマーク。エンゼルス加入1年目だった今季は、33登板で7勝11敗、防御率3・99だった。
この日は花巻東高の後輩でもある巨人・西舘勇陽投手(23)、常総学院高(茨城)からパドレスのマイナーに進んだバルザー・ブライアン投手(21)も自主トレに参加。ウェートトレーニングでは雄星が体の使い方、バランスの取り方、呼吸法など細かくアドバイスを送っていた。
また、古巣の西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す高橋光成投手と、今井達也投手の両右腕に対しても言及。メジャー7年目を終えた先輩左腕は「一緒にできたらいいねという話は、彼らが若い時からしてましたんで、そういうチャンスがあるというのは非常にうれしいです」と再会を心待ちにした。










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