14日、第70回有馬記念・G1(12月28日、中山・芝2500メートル)の登録が発表された。フルゲート16頭に対し22頭が登録を行った。

 出走予定だったライラック(牝6歳、美浦・相沢郁厩舎、父オルフェーヴル)は、登録馬の中でファン投票順位が11番目に。優先出走権が与えられるのは上位10頭のため、権利を逃した。賞金順でも下から2番目の下位に位置しており、現時点での出走は絶望的となった。11日に調教師試験に合格した藤岡佑介騎手(39)=栗東・フリー=が騎乗する予定だった。

 同馬は2021年にデビューしたオルフェーヴル産駒。3歳時のフェアリーSで重賞初制覇を飾った。すべて出走した牝馬3冠戦は、桜花賞16着、オークス11着、秋華賞10着とすべて2桁着順に終わっていたが、同年のエリザベス女王杯で2着に好走。それ以降も重賞戦線を歩んできたが、勝ち星には恵まれなかった。前走は4年連続の出走となったエリザベス女王杯で3着と復調の兆しを見せていた。

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