大一番を最後に引退すると発表したダービー馬に、SNS上では早くも惜別のエールが送られている。X(旧ツイッター)でもトレンド入りするなど注目されている。

 キャロットクラブは18日、ホームページで23年の日本ダービー、今春の香港・クイーンエリザベス2世Cと国内外でG1・2勝を挙げ、12月28日の有馬記念に出走を予定しているタスティエーラ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎、父サトノクラウン)が、同レースを最後に引退することを発表。引退後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする予定だとしている。

 同馬は、22年11月の新馬戦(東京・芝1800メートル)で3馬身半差の快勝デビュー。2戦目は敗れたが、年が明けた23年の報知杯弥生賞ディープインパクト記念を勝ち一躍、クラシック候補に。皐月賞2着のあと、ダービーでは一冠目で敗れたソールオリエンスに雪辱を果たした。秋の菊花賞でもドゥレッツァの2着に入るなど、クラシック戦線で存在感を発揮した。

 古馬になってからも、G1レースに出走し続け、24年の天皇賞・秋2着、香港カップ3着など実力を発揮。今春の香港での偉業達成につなげた。

 今秋は天皇賞・秋8着、ジャパンC7着。有馬記念で有終の美を飾れるかどうかに注目が集まりそうだが、SNS上では「帰り道に号泣」「世代の主役が続々と引退を発表...」「ええええええええええええ」「有馬記念応援するよ!」「ダメだマジで泣きそう」「有馬勝って引退の花道を飾ってくれ…!!!」「これは現地行くしかない!」「紙馬券、絶対入手する」などの声が寄せられている。

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