◆第66回京成杯・G3(1月18日、中山競馬場・芝2000メートル)

 坂本(以下、坂)「23年の皐月賞馬ソールオリエンスや、24年の日本ダービー馬ダノンデサイルが制している3歳重賞。近年は牡馬クラシック路線を占う上で存在感が増しているレースだね。

キャリアの浅い馬同士で難解だけど、馬券的にも面白そうだね」

 山下(以下、山)「まだベールを脱いでいない素質馬が隠れていると思うので、楽しみです。でも坂本さんは、実績のある馬に注目しているじゃないですか(苦笑)」

 坂「文句ある? キャリア5戦を誇るジーネキング(牡、美浦・斎藤誠厩舎、父コントレイル)は、札幌2歳Sで2着に好走するなど経験豊富。前走のホープフルSは12着に敗れたけど、直線で内にもたれて追えずじまいだった。斎藤誠調教師は『前回は休み明けだったし、使った方がいいタイプ』と強気なトーン。次こそは簡単には脚が止まらないよ」

 山「栗東からは取材の感触がいいアクセス(牡、栗東・上村厩舎、父キセキ)を推します。新馬戦は出遅れましたが、直線では手応え通りに伸びて3馬身突き抜けました。ラスト2ハロンが11秒6―11秒4の加速ラップで、ゴール前は流す余裕。大物ですよ」

 坂「なるほど。キャリア1戦1勝で、文字通りに隠れた素質馬かもしれないね」

 山「上村調教師も『ホープフルSも考えたけど、走る馬だし大事に。クラシックを意識させる馬ですよ』と絶賛しています。本格化は秋でしょうが、僕は現段階でもこの馬が勝つと思いますよ」

 坂「他に気になる馬はいる?」

 山「関東馬ですけど、前走の未勝利戦(東京・芝2000メートル)の勝ち時計(2分0秒0)が速かったソラネルマン(牡、美浦・手塚久厩舎、父フィエールマン)は気になりますね。能力は高いと思います」

 坂「手塚久調教師が『能力はありますよね。

未勝利を勝った後、ここを狙っていたのでいい結果を出せれば』と期待の口ぶりだったよ」

 山「早めに賞金を加算できる点でも、意味合いの大きい一戦。いよいよ楽しみです」

 坂「あ、最後にタイダルロック(牡、美浦・武井厩舎、父モーリス)もお忘れなく。前走の芙蓉Sは直線で詰まり通しの6着で度外視可能。昨年の日本ダービー馬クロワデュノールを叔父に持つ血統で隠れてはいないけど、甘く見ちゃダメだよ」

 山「結局、“隠し玉”はなしですか?」

 坂「うっ…」

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