◆第67回アメリカJCC・G2(1月25日、中山競馬場・芝2200メートル)

 好メンバーがそろった一戦でデータから浮上してくる馬は? ベテランの中野達哉記者が分析した。

 『マイネル』が勝負の手に出た。

マイネルエンペラー(牡6歳、栗東・清水久詞厩舎、父ゴールドシップ)が、アメリカJCCに戸崎との新コンビで臨む。この馬自身がテン乗りを好み、22戦で14人もが手綱を執っているが、初騎乗時に掲示板を外したのは2人。昨年の日経賞を含め、5勝すべてをテン乗りで挙げている。

 15人目の男に指名された戸崎はラフィアンの勝負服での重賞成績は、これまで【1213】。ただ、G1を除くと《1》〈2〉〈3〉〈2〉〈4〉着。14年のオールカマーではテン乗りのマイネルラクリマを勝利に導いている。

 別定戦のため1キロ重い58キロを背負うのは楽ではないが、20年以降の中山・芝2200メートルで最多12勝を挙げる鞍上を迎えるG2。重賞では、まれなタッグに漂う勝負気配が不安を上回る。

 単勝オッズは微妙だが、たとえ単勝10倍以上でも臆することはない。過去10年で勝ち切って波乱を演出したのは前走G1からの長欠明け初戦だったタンタアレグリア(17年=16年天皇賞・春4着以来)とシャケトラ(19年=17年有馬記念6着以来)。休み明けの有馬記念を叩いたマイネルエンペラーはより激走確率が高まる。(中野 達哉)

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