◆第63回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月8日、中山競馬場・芝2000メートル、3着馬までに皐月賞の優先出走権)

 デイリー杯2歳Sを制し、朝日杯FS3着の実績があるアドマイヤクワッズをはじめ、重賞好走組に目が移りがちだが、末脚確かなバステール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)の躍進に期待する。

 2戦ともに上がり最速。

特に前走が強かった。前半1000メートル通過が1分1秒9のスローペースを中団外で折り合って追走。ラスト600メートルが11秒3―11秒4―11秒6の流れを7番手からまとめて差し切った。最後は流す余裕もあり、G1の舞台で活躍できる素材とみている。

 先月25日の1週前追い切りは、川田将雅騎手が手綱を執り、中ソウテン(7歳オープン)を7馬身半、外ビゾー(4歳1勝クラス)を5馬身追走。2頭に並びかけると鞍上の手が激しく動き、スムーズに加速し最先着した。

 馬場開場時間の終盤で、力を要すコンディションだったが、6ハロン78秒9―11秒6の好時計をマーク。斉藤崇調教師は「まだ走りのバランスが整わない馬で、もうちょっと整っていきてほしいところはあるけど、それであの時計ですからね」と粗削りながら光るセンスを感じている。

 重賞初挑戦だが、ここでも素質は見劣らない。「能力はあります。何とか権利を取ってクラシック路線に乗りたいですね」とトレーナーは期待。ここで結果を出し、道を切り開く。

(山本 理貴)

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