今年の牡馬クラシック戦線は、実力馬が上位伯仲といった現状とみる。

 朝日杯FSを制したカヴァレリッツォ(牡、栗東・吉岡厩舎、父サートゥルナーリア)が皐月賞(4月19日、中山)を目指しているほか、ホープフルSの覇者ロブチェン(牡、栗東・杉山晴厩舎、父ワールドプレミア)は始動戦の共同通信杯でタイム差なしの3着と格好はつけたが、頭一つ抜けた存在とまでは言えない。

 近年は本番で結果が出て注目度が増している京成杯を勝ったグリーンエナジー(牡、美浦・上原佑厩舎、父スワーヴリチャード)も主役候補の一角を担うだろう。

 今年の年明けに行った山本武志(ヤマタケ)記者とのクラシック展望対談で、記者は皐月賞馬候補にリアライズシリウス(牡、美浦・手塚久厩舎、父ポエティックフレア)を指名した。朝日杯FS5着から巻き返して共同通信杯を制したのは、ホッと胸をなで下ろすとともに、皐月賞への期待が膨らんだと言えよう。

 ちなみに日本ダービー馬候補に挙げたチャリングクロス(牡、美浦・奥村武厩舎、父キタサンブラック)は、前走のフリージア賞はちぐはぐな競馬で5着に終わったが、まだまだ見限れない。

 今年の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は、少頭数でも東京スポーツ杯2歳S覇者のパントルナイーフ(牡、美浦・木村哲也厩舎、父キズナ)はじめ粒ぞろいのメンバーとみているが、勝ちっぷり次第で上位馬が皐月賞の有力候補になる可能性は十分だ。

 個人的には朝日杯FS3着のアドマイヤクワッズ(牡、栗東・友道康夫厩舎、父リアルスティール)に注目しており、初めての距離克服はもちろんのこと、これまでの対戦相手から力関係を見極める目安にもなりそうだ。(POG美浦担当・坂本 達洋)

編集部おすすめ