第75回スプリングS・G2(3月15日、中山競馬場・芝1800メートル=3着までに皐月賞・G1の優先出走権)に出走するアスクエジンバラ(牡3歳、栗東・福永祐一厩舎、父リオンディーズ)が今年、初戦を迎える。同馬を4つのポイントからチェックする。

【戦歴】

6戦2勝。勝ったのは未勝利(小倉・芝1800メートル)とコスモス賞(札幌・芝1800メートル)。2走前の京都2歳S(京都・芝2000メートル)はジャスティンビスタの2着。前走のホープフルS(中山・芝2000メートル)はロブチェン、フォルテアンジェロに次ぐ3着。

【鞍上】

 4戦連続で岩田康誠騎手の騎乗となる。コンビでの勝ちはまだないが、京都2歳Sで2着、前走のホープフルSも3着と、自在に立ち回って息の合うところを見せている。追い切り日以外にも積極的にまたがり、コミュニケーションを取っている。

 福永調教師は3走前から騎乗する鞍上に、全幅の信頼を寄せる。「調教に乗るのも好きで、引き出しもある。経験則からどういう調教をかすと、馬にどういう変化が現れるかをわかっている」。その言葉通り、近2走は走りに安定感が増し、京都2歳S(2着)、ホープフルS(3着)と着実に進化を遂げている。

 岩田康騎手は「明らかに良くなってきているのを実感する日々が本当にうれしいんです。

前走から体が大きくなって、460キロほどの馬体重以上のボリューム感。フォームもダイナミックになってきました。今週の最終追い切りは坂路でサラッと。もっとやってもいいかなと思いましたが、走り自体は非常によかったですし、満足しています」と手応えも、「正直、仕上げとしては七分ぐらいです。それでも、ここは勝たないといけないレース」とスポーツ報知に連載中のコラム【岩田康誠の熱血!!競馬道】で意気込みを語った。

【仕上がり】

 4日の1週前追い切りも主戦・岩田康誠騎手が手綱を執った。栗東・CWコースを6ハロン83秒3―11秒0と鋭い伸び。福永調教師は「いい動きだね。以前は暴れる面もあったけど、フラットワーク(準備運動)でも落ち着きがあるし、精神的に成長している」と表情を緩めた。

 11日、岩田康騎手を背に、ゆったりと栗東・坂路を単走。ラスト1ハロンは前肢をパワフルに素早く動かし、55秒5―12秒0で駆け抜けた。福永調教師は「非常に運動効率が上がって、ジョギングみたいな感じで速いタイムを出せたというのは体の使い方が良くなっているということ」とうなずいた。

 鞍上も成長を感じ取っている。「ホープフルSの時はもたれてたけど、まっすぐ走れるようになりつつある」。本番の皐月賞・G1(4月19日、中山・芝2000メートル)へ向け、出来は7割程度と明かすも「体の幅も出てきて、中身も伴ってきた」とジャッジした。

【舞台適性】

 今回は初の中山芝・1800メートルとなるが「キャリアは豊富でいろんな経験がある。流れに任せた競馬をできるのは強み」と福永師は話す。

 前走のホープフルSでは坂を上って一度先頭に出たように、直線の短い中山向きの機動力も魅力。2戦2勝の1800メートルも自信を深める要因だ。「ジョッキーが楽しみにしてくれているのが、(こちらとしても)楽しみです」とトレーナー。

※本記事は馬トクサイト、スポーツ報知紙面に掲載した記事をまとめたものです。

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