WBC連覇を狙うも、日本時間15日の準々決勝・ベネズエラ戦に敗れて終戦した侍ジャパンのメンバーを乗せたチャーター便が16日、成田空港に着陸した。MLBで戦う選手は米国に残るため、NPB組の選手が帰国。

激闘から約10時間後にはマイアミ国際空港に向かい、日本まで14時間33分の長旅だった。

 同空港の到着ロビーにはチャーター便の到着30分ほど前から約100人のファンが集まり、到着直前には約300人のファンが集まった。世界一に輝いた23年WBCからの帰国時にはロビーを埋め尽くすほどの人が押し寄せていた。今回は会見もなく、比較的ひっそりとした帰国となった。8強止まりだったこともあってか、井端弘和監督(50)や選手らが見えても歓声などはあまりなく、大きな混乱も見られなかった。

 前日のベネズエラ戦では先発した山本由伸投手(27)=ドジャース=が初回にいきなり先頭打者アーチを浴びる幕開けとなったが、その裏に大谷翔平投手(31)=ドジャース=が今大会3号となるお返しの先頭打者弾。1点を追う3回には佐藤輝明内野手(27)=阪神=の適時二塁打、途中出場となった森下翔太外野手(25)=阪神=の3ランで一気に逆転したが、その後リリーフした投手がベネズエラの強力打線につかまり、5―8で敗戦。WBCは今回で6度目の開催だったが、日本が準決勝に進めず8強で姿を消したのは初めてだった。

 敗戦から一夜明け、マイアミのチーム宿舎で取材対応した井端監督は「結果が全てなので」と今大会限りで代表監督を退任する意向を表明。28年ロサンゼルス五輪を目指す戦いは次の監督に託すことになるが、「今回は負けましたけど、日本がさらに力をつけて次回は勝ってほしい」と願っていた。

 23年10月に侍ジャパン監督に就任した井端監督。集大成となった26年WBCは大谷、山本ら史上最多8人のメジャーリーガーを招集し、史上最強の侍をそろえたが、一方で大会前には松井裕樹(パドレス)ら救援投手に負傷者が続出するというアクシデントに見舞われた。

その中でも1次ラウンドは4戦全勝で1位通過。大谷を1番に置き、鈴木誠也カブス)、吉田正尚(レッドソックス)らを中軸に据えた打線は歴代屈指の破壊力を誇ったが、連続世界一には届かなかった。

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