昨年6月3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄氏の栄光の野球人生をたどる展覧会「長嶋茂雄追悼展 ミスタージャイアンツ 不滅の背番号『3』」が18日、東京・日本橋高島屋S.C.本館8階で開幕した。

 主催は読売新聞社、読売巨人軍、日本テレビ放送網、報知新聞社の4社。

日本橋高島屋では30日までの予定で、その後2027年5月まで全国を巡回する。

 本展では120点を超える秘蔵写真や映像、ゆかりの品を通してミスターの栄光の軌跡をたどる。

 初日のこの日は、開場前にメディア向け内覧が行われ、OBの原辰徳氏、斎藤雅樹氏、元木大介氏のトークイベントが行われた。

 斎藤氏は最も印象に残る場面として、長嶋監督率いる巨人の94年のレギュラーシーズン最終戦、勝った方が優勝という中日とのナゴヤ球場での伝説の同率決戦「10・8決戦」を挙げた。

 「あの時に『勝つ勝つ勝つ』のミーティングがあったんですけど、僕たちは勝てるんだ、やれるんだという暗示にかけられたと僕は思っていて。ホテル出る時も、みんなで『わあ』ってて盛り上がってバスに乗り込んで。だから僕たちはもうそれで勝てるもんだと思っていた」と明かした。

 原氏は「勝てないはずがないみたいな。もちろん不安だったんですけど、ミスターのそのミーティング、『勝つ勝つ勝つ』を3回ぐらい言われたよね。もう1度行くぞ!って。最後にもう一度言うぞって。『我々は勝つ勝つ勝つ』、うわーって、バスに乗ったのを覚えてるね。

でもグラウンドに行くと結構緊張したな」と振り返った。

 槙原、斎藤、桑田の先発3本柱のリレーで勝利したが、斎藤氏は「僕は投げると思っていなかったですから」という。

 「ブルペンでやってまして、ベンチから『斎藤』って呼ばれたんですけど、ほんとに聞こえないふりしました。ほんとにこればっかりはもう、いや、これは無理だと思った。同点になってなおノーアウト1、2塁でしたから、おいおい、こんなのダメだろうと思ってましたけど、でも幸い相手バッターがピッチャーの今中だったので、100%バントケースだった。なんとかバント処理で。原さんがサードで、球がこっち側(三塁ベンチ側)にずれたの知ってますか?やっぱり(重圧で)ひっかけて」と緊迫する場面で三塁フォースアウトにしたプレーを振り返った。

 原氏は「君のボールは何だって捕るよ!」と笑顔でコメントした。

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