◆第70回大阪杯・G1(4月5日、阪神競馬場・芝2000メートル)

 ベテラン・中野達哉記者が「超ブル診断」ステップレース編で3レースを分析した。

 【ジャパンC=レース評価・G】英チャンピオンSと並ぶ、25年のワールドベストレース。

レースレーティング(上位4頭の年度最高レーティングの平均値)は126・25。JCがこの栄誉を受けるのは23年以来2度目で、同年の126・75には及ばないが、当時は勝ったイクイノックスが135に上方修正されたことで上昇した経緯がある。ちなみに23年の2~6着馬は次走でG1に挑んですべて3着以内。レコード決着の昨年も同様以上のレベルとみていい。

 逃げたセイウンハーデスの1000メートル通過57秒6は23年のパンサラッサの大逃げと同じ。ただし、ラスト1ハロン11秒3は過去10年で2番目に速く、速い馬場への対応とともに切れを求められた。クロワデュノールは勝負どころでカラ馬にかぶせられる誤算はあったが、外の4番手から直線で前に出ると、ラスト1ハロンまで先頭。最後は上位2頭に離されたが、速い流れを早めに追いかけたこと、凱旋門賞からの復帰戦だったことを考えれば上々だ。

 3着のダノンデサイルも海外遠征明け。上位2頭に後れをとったのは1角から向こう正面の序盤まで力んだぶん。続く有馬記念も内にささらなければ、さらに上位を目指せた3着。阪神の芝2000メートル戦へ向けての競走内容として、クロワを上としたが、甲乙つけがたい。

ダノンデサイル   A

クロワデュノール  G

セイウンハーデス  B

ヨーホーレイク   B

 【アメリカJCC=レース評価・A】アウスヴァールの大逃げで縦長に。ショウヘイは、離れた3番手のノースブリッジの直後を追走。この馬の過去の戦歴を見ると、コーナー通過順は(1)、(5)がそれぞれ1度ずつあるだけで、その他は(2)(3)(4)のいずれかが並ぶ安定したレースぶり。折り合いに苦心した菊花賞(14着)以外は崩れていない。

 3番手が「逃げ」と置き換えれば、平均ペースを番手抜け出しでレースレコードV。ただし、2週前の迎春S(3勝クラス)の勝ち時計が2分10秒7。内容は評価できるが、時計は馬場の影響が大か。

ショウヘイ     A

マテンロウレオ   B

サンストックトン  B

ファウストラーゼン C

 【中山記念=レース評価・A】昨年のジャパンC以来だったセイウンハーデスの逃げは1000メートル通過が59秒2でスロー。一方、ラスト2ハロン22秒9は過去10年で最速の切れ勝負。1角までに好位のインを手に入れたレーベンスティールが2着からブービー(13着)まで0秒6差の混戦から完全に抜け出した。

 上がり33秒8は過去10年の勝ち馬では2番目に速い。最速のウインブライト(19年、33秒7)は続く香港・クイーンエリザベス2世CでG1初制覇。

年齢は違うが、重賞5勝目は同じで、そのうちレーベンはG2・4勝(ウインは3勝)。ここからG1での進撃が始まるか。

レーベンスティール A

エコロヴァルツ   A

サンストックトン  B

オニャンコポン   C

セ イウンハーデス C

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