◆第86回皐月賞・G1(4月19日、中山競馬場・芝2000メートル)

 近年の皐月賞は高速化が顕著に進んでいる。過去10年で良馬場施行が6回あったが、レースレコードだった昨年のミュージアムマイルの1分57秒0を始め、4回の勝ち時計が1分57秒台。

それより前には1分58秒を切る決着は1度もなかった。

 もう一つ、注目はレース間隔だ。昨年は報知杯弥生賞を使っていたミュージアムマイルが勝ったが、前走から2か月空いていない馬の勝利は18年エポカドーロ以来。過去10年の出走馬の前走で約2か月の間隔が空き、今年はリアライズシリウスとロブチェンが該当する共同通信杯組の【4・0・5・13】という成績は際立つ。

 この傾向を踏まえると、カヴァレリッツォは有力だ。朝日杯FSから皐月賞の連勝はないが、そもそもサンプルが少ない。同じ挑戦を行った20年サリオスは、のちの3冠馬コントレイルに続く2着。前年の朝日杯FSを使った馬は昨年の勝ち馬ミュージアムマイルなど過去5年で5回、3着以内を確保しており、高速化に対応できるスピードの裏付けは心強い。

 また、現3歳の牡馬は9ハロン以上の重賞10鞍すべて中6週以上空けた馬が勝っており、フレッシュな時に結果を出している。先週の桜花賞は阪神JF1着からの転戦だったスターアニスが快勝。牡馬でも十分に再現があっていい。(山本 武志)

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