FC東京が国連気候変動枠組条約(スポーツを通じた気候行動枠組み)にJクラブで初めて署名したことを16日、発表した。クラブは、ホームタウン・東京で社会連携活動と環境アクションを進めており、この署名によって、その実践を国際的な基準へ引き上げ、クラブとしての責任と発信力をさらに高めていく一歩になるとした。
FC東京の川岸滋也社長はクラブを通じ「今回の署名は、私たちのソーシャルステートメントとサステナビリティ戦略を、国際的な気候行動の枠組みへ接続する大きな一歩です。ファン・サポーター、パートナー、自治体、地域のみなさまとともに、東京から具体的なアクションを積み重ね、スポーツの力でよりよい未来をつくってまいります」とコメントした。
国連グローバルクライメートアクション、リード・リンディタ・ザフェリ・サリフ氏は「Jリーグで初めて世界的な取り組みに参加するFC東京は、ピッチ内外でのリーダーシップを発揮する良い模範となってくれました。地域社会、規律、そして未来への尊重に根ざしたこの一歩は、日本サッカーの熱意を反映するものです。FC東京が明確な目的を持って先頭に立ち、パートナー、地域社会、ホームタウン、そして何よりアスリートやファン・サポーターを巻き込むことで、より安全で、柔軟性があり豊かな未来を創るために何が可能であるかを示してくれることを期待しています」などとコメントした。
また、クラブはサステナビリティー戦略を具体的に推し進めていくため、Jリーグがアジアで初めて参画する「スポーツポジティブリーグ」(SPL)への参画と具体的な行動指針を発表した。SPLは気候変動問題解決のためのアクション推進の一環として、スポーツを通じた環境サステナビリティーの取り組みを数値化し、進ちょくや目指すべき方向性をわかりやすく把握できる仕組み、国際的なイニシアチブのこと。
【4つの環境方針】
▽クライメートポジティブ
▽資源循環100%
▽ネイチャーポジティブ
▽持続可能な調達
FC東京は同戦略の具体化にあたり、一般社団法人SWiTCH(代表理事:佐座槙苗氏)と戦略の構築と活動の推進をしていく。また、中京大スポーツ科学部スポーツマネジメント学科准教授の塚本拓也氏の知見を生かし、推進していくとした。
◆国連気候変動枠組条約とは ネットゼロ社会の実現に向けてスポーツ界が一丸となり行動することを目的に、2018年のCOP24(第24回気候変動枠組条約締約国会議)において、UNFCCCとIOC(国際オリンピック委員会)の連携により設立された。署名団体は、ネットゼロに向けた戦略の策定・実行、排出削減に向けた関係者との協働、コミュニケーションによる行動変容の促進などに取り組む4つの原則(1:ネットゼロ気候戦略を策定・実行、2:パートナーシップを活用した気候変動対策を実施、3:気候変動の変革を推進するコミュニケーション、4:気候変動への強じん化と国際的な連帯を強化)に基づいて行動することが求められる。

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