不同意性交などの罪に問われた「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告の第3回公判が8日に東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)で開かれ、番組ロケに同行したディレクターが被害当日の様子を証言した。

 斉藤被告と被害女性Aさんが参加したテレビ番組ロケは2024年7月に行われた。

出廷したディレクターの男性は、フリーランスとして同番組のロケを20回ほど担当。被害当日のロケには斉藤被告、Aさん、タレントのB、Cがキャスティングされていた。

 斉藤被告へのキャスティングの経緯として「人気者でしたので、出ていただきたいとなった。(コーナーの)MCができる方のスケジュールを聞いていて、いけるとのことだった」と数人の候補のなかから選んだと証言。Aさんは同番組には2度目の出演で「本件地域でのロケで以前も出てもらった。過去の実績から出ていただこうとなりました」といい「一般の方(という認識)。SNSで活躍するインフルエンサー」で、案内役を担っていた。

 ロケバスは2台用意され、1台にBとCが、もう1台に被告とAさんが乗車。「朝に(タレントを)迎えに行く段取りで1台の車でBとCを迎えに行く流れでおのずとその1台に、被告人とAさんがおのずとその1台になった」。ドライバーのすぐ後ろの席にAさん、その後ろに被告、その後ろにこのディレクターが乗車。休憩時間はスタッフはおらず、4軒回った飲食店との打ち合わせや撮影準備、出演者が関わらない撮影などで席を外していた。

 性被害の申告を受けたのは「ロケが終わり、編集している中、ロケから6日後」だったという。

Aさんの共通の知人から連絡があり、初めて被害を認識した。同じタイミングでAさんからもLINEで被害の申告を受け「すぐに上の者、番組プロデューサーに報告し『対処します』と伝えました」。当日の収録部分はお蔵入りになったという。

 申告を受けた当時の心境について、証人は「ビックリした、信じられませんでした」と証言。「まず、ロケでそういうことがロケバスの中で起こることが前代未聞。初めてのことだった」と振り返った。弁護人から「被害女性に(被害を受けた)そぶりがなかったから驚いたのでは」と尋ねられ「そう言われればそう」と答えた。Aさんからは当日にロケ中断や「バスを変えてほしい」という相談はなかったと述べた。

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