◆テニス ▽全仏オープン最終日(7日、フランス・パリ)

 男子シングルス決勝で、世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、1968年オープン化(プロ選手解禁)以降、ドイツ男子として全仏初の優勝を遂げた。同14位のフラビオ・コボリ(イタリア)を6-1、4-6、6-4、6-7、6-1の4時間16分のフルセットで下し、自身初の4大大会優勝を遂げ、優勝賞金280万ユーロ(約5億1700万円)を獲得した。

 2020年全米で4大大会初の決勝に進出してから6年。4度目の決勝で、ついにズベレフが、4大大会の頂点に立った。マッチポイントで、相手のスマッシュがアウトすると、ベースライン付近で、仰向けになると、両手で顔を覆った。

「最高の瞬間、最悪の瞬間、みんなここで味わった。4年前、ここで大けがをした。2年前は(ここの)決勝で勝てなかった。今日、やっとハッピーエンディングを迎えられた」と、喜びを爆発させた。

 2013年にジュニア世界1位となり、プロ転向後は、4大大会優勝は時間の問題と言われた。しかし、当時はフェデラー、ナダル、ジョコビッチらビッグ4全盛期。4大大会3度の決勝全てに敗れ、彼らが引退した後は、シナー、アルカラスの若手が壁となった。

 今大会は、アルカラスが手首のけがで欠場。シナー、ジョコビッチが早期敗退し、ベスト16の中で第2シードのズベレフが、最も世界ランキングが上位の選手だった。

このチャンスを逃すわけにはいかなかった。

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