14日(日本時間15日)のオランダ戦(2△2)で、途中出場から劇的な同点弾を演出したFW小川航基(28)=NEC=は16日、U―19日本代表と非公開で行われた練習試合でゴール。驚異的な得点力を誇り、初戦で勢いに乗ったストライカーが、第2戦のチュニジア戦で正真正銘のW杯初得点を決める。
日本を救った魂のアシストから一夜明け、FW小川がチュニジア戦に弾みをつける得点を決めた。初戦オランダ戦(2△2)の翌日(15日)に行われたU―19日本代表との非公開での練習試合で一撃。FW塩貝との連係から生まれたエリア外からのシュートだったことを明かし「意思疎通のあったいいゴール。コンディションもメンタル状況もすごくいい」と充実した表情を浮かべた。
初戦の“認定ゴール”への反響も大きかった。オランダ戦では1―2の後半44分に右CKを完璧に合わせたヘディングシュートが正面のMF鎌田の頭に当たってネットを揺らした。改めて映像を見返し「触ってなかったら、もしかしたら止められてたかもしれない。だから(鎌田)大地君のゴール」と笑顔で主役を譲ったが、「お世話になった人たちがすごく喜んでくれたことがうれしいし、涙を流してくれる人もいると聞いて、こういうところに立てていることを誇りに思う」。W杯という舞台の大きさを再確認した。
日本代表では16試合、合計713分の出場時間で11得点。90分に換算すると1試合約1・4得点の驚異的なペースだ。仮にチュニジア戦で先発すれば、森保ジャパンの得点の可能性はグッと高まる。
W杯壮行試合の5月31日のアイスランド戦では途中出場からゴールを決め、オランダ戦でも存在感を発揮。森保ジャパンの切り札として期待は大きい。「スポットライトを当ててもらえるのであればすごくうれしいですし、絶対に一番活躍するというか、どんな時間を与えられたとしても、自分が一番インパクトを残すんだって思いでこのW杯に臨んでいる。ここからが大事」とゴールへの思いを隠すことはしない。誰もが認めるゴール嗅覚で、日本の勝利のために戦う。(後藤 亮太)
◆世界的ストライカーの90分換算での得点力 ドイツ1部バイエルンのイングランド代表FWケインは、25―26シーズンのリーグ31試合でトップの36得点を記録。90分での平均得点は驚異の1・36を記録した。プレミアリーグ得点王でマンチェスターCのノルウェー代表FWハーランドは35試合27得点で0・82、スペイン1部得点王でRマドリードのフランス代表FWエムバペは31試合25得点で0・86だった。

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