日本代表は初戦で強豪オランダと引き分けたが、慢心はない。W杯でこれまで“鬼門”となっているのが1次リーグ第2戦。
過去のW杯2戦目は1勝3分け3敗。02年日韓大会のロシア戦が唯一の白星だ。DF板倉主将、長友は4年前のカタール大会第2戦コスタリカ戦(0●1)で先発出場していた。当時、コスタリカは初戦でスペインに0―7と大敗。初戦のドイツ戦で逆転勝利し、盛り上がるムードの中で勝ち点を取りこぼした。今回、北中米大会の第2戦で対戦するチュニジアも、初戦のスウェーデン戦で1―5と大敗した。前回と状況は酷似している。
経験者が警鐘を鳴らした。長友は「だから(主将の板倉)滉にも、もう一回、選手ミーティングをしたほうがいいと伝えた。本当に気を引き締めないと、足をすくわれる可能性は大いにある。チュニジアに負けてしまうと(第3戦が)スウェーデンで、(1次リーグ)敗退もあり得る。
前回はドイツに勝ったことで「ほっとしたというか、悪い意味で緊張の糸が切れた部分は正直あった」と長友は振り返る。板倉も「オランダ戦の勝ち点1はポジティブ」としながら、「でも勝ってない。次の試合が一番大事」と同調した。
チュニジアは本大会中では異例の監督交代に踏み切った。日本戦でチーム内に前向きな変化が起こることも考えられる。森保監督とともにチーム力を底上げしてきた。優勝を目指す資格があるチームなら、同じ轍(てつ)は踏まない。(岩原 正幸)
◆日本代表のW杯過去7大会の1次リーグ第2戦
98年フランス大会 0●1 クロアチア
クロアチアと初出場同士の対戦で、後半32分にカウンターから失点。連敗で決勝トーナメント(T)進出が絶たれた
02年日韓大会 1〇0 ロシア
6万6108人が集まった横浜国際総合競技場で後半6分にMF稲本潤一が2戦連続ゴール
06年ドイツ大会 0△0 クロアチア
決勝T進出へ勝利が必須だったが、決定機を決めきれず無得点ドロー
10年南アフリカ大会 0●1 オランダ
金星を狙ったが、後半8分に失点すると、相手の堅守を崩せず惜敗
14年ブラジル大会 0△0 ギリシャ
前半38分に相手が1人退場して数的優位となったが自力での決勝T進出が消滅
18年ロシア大会 2△2 セネガル
2度リードを許しながら、MF乾貴士とMF本田圭佑のゴールで2度追いつく
22年カタール大会 0●1 コスタリカ
ドイツ戦から先発を5人変更。ミスから後半36分に失点し痛恨の黒星

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