◆第177回ディアヌ賞・G1(現地時間6月14日、仏国・シャンティイ競馬・芝2100メートル、良)

 「フランスオークス」とも呼ばれる牝馬クラシックの2冠目が11頭立てで行われた。ライアン・ムーア騎手=英国=が騎乗したダイヤモンドネックレス(牝3歳、愛国・エイダン・オブライエン厩舎・父セントマークスバシリカ)が、5戦無敗でプール・デッセ・デ・プーリッシ(仏1000ギニー)に続く牝馬2冠を達成した。

 ダイヤモンドネックレスは単勝1・6倍で断然の1番人気。中団から進め、最後の直線では馬群を割って脚を伸ばし、残り1ハロンで先頭へ。ゴール前ではピンクパンセラ(トニー・ピッコーヌ騎手)の追撃を短首差でしのいだ。勝ちタイムの2分3秒78は、2013年の覇者トレヴに0秒01差の好タイム。トレヴは2013年の凱旋門賞でオルフェーヴルに5馬身差をつけて圧勝し、翌14年の凱旋門賞で連覇した。

 フランスギャロのホームページで、ムーア騎手は「彼女には大満足です。全てにおいて完璧でした。彼女は並外れた頭脳の持ち主です。彼女はレース中ずっと気品にあふれている。プロ意識の高さ、レース中のあらゆる動き、ストライド、バランス…彼女は力強く走り、瞬発力があり、指示を理解し、即座に反応する一流の牝馬だ」と絶賛していた。

 Aオブライエン調教師は欧州の春のクラシックレースで、10戦中7勝目と驚異的な勝利数を積み重ねている。今後について、フランスギャロのホームページでは「凱旋門賞の前に、トライアルレースに出走する可能性もある」とコメントを紹介。

ヴェルメイユ賞・G1(9月6日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)を勝てば、2008年のザルカヴァ以来、18年ぶり8頭目のフランス3冠牝馬誕生となり、レース選択に注目が集まる。

 同レースの結果を受け、欧州の大手ブックメーカーのウィリアムヒルは今年の凱旋門賞・G1(10月4日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)のオッズを更新。ダイヤモンドネックレスは15倍で4番人気タイ。1番人気は昨年の凱旋門賞馬のダリズ(牡4歳)で3・5倍、2番人気は英オークス覇者のサンダリングオン(牝3歳)で9倍、仏ダービーを制して3番人気、13倍のコンスティテューションリバー(牡3歳)に続く形となっている。

 ディアヌ賞は総賞金は100万ユーロ(約1億8416万円)で、1着賞金は57万1400ユーロ(約1億523万円)。クリストフ・ルメール騎手がJRA移籍前に2005年ディヴァインプロポーションズ、09年スタセリタ、10年サラフィナで3勝している。

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