◆米大リーグ ドジャース1―0レイズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が16日(日本時間17日)、本拠地・レイズ戦に「1番・DH」で出場。6回に15号先制&決勝ソロを放ち、自身の本塁打による「1―0」勝利を初めて成し遂げた。

試合は歴史的な“時短ゲーム”となる1時間52分で終了し、ド軍は貯金20に到達。大谷は試合終了14分後、試合開始からわずか2時間6分後に帰宅。17日(同18日)のデーゲーム先発登板へ向け、自らのバットで休息時間を最大限に確保した。

 難敵をついに捉えた。0―0の6回先頭の第3打席。大谷はラスムセンの初球、92マイル(約148・1キロ)の内角カットボールを振り抜いた。「そこまでの2打席を踏まえて、ボールの軌道だったりとか(のイメージ)を修正しながら。甘い球がたまたま来たので、良い結果になって良かったなと思います」。飛距離427フィート(約130・2メートル)でセンターの防球ネットに消えた。実に17打席ぶりの安打が先制&決勝の15号ソロとなった。

 自身の本塁打による「1―0」の勝利はメジャー移籍後初のことだった。右腕ラスムセンとはこの打席まで通算7打数無安打5三振と苦手にしていたが、初安打が記念すべき一発として刻まれた。

MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、ラスムセンは21年以降は防御率2・76で、500回以上投げた投手の中ではメジャー全体2位となる。1位は2・62の大谷。投手としても唯一右腕を上回る男が打者としても打ち砕いた。

 この日、現地午後7時9分に始まった試合は同9時1分に終了した。驚異の1時間52分。ピッチクロックが導入されてはいるものの、ドジャースでは1時間44分で終わった92年10月4日(同5日)の敵地・アストロズ戦、ドジャースタジアムでは82年4月以来の最短タイ記録と歴史的な“時短ゲーム”だった。5登板ぶりにリアル二刀流ではなく、投手専念で先発する17日(同18日)のレイズ戦が午後0時10分からのデーゲームなだけに「そういう意味では良かった」と睡眠を最重要視する大谷もひと安心。試合終了から14分後、プレーボールから2時間6分後に大股の早歩きで帰路についた。

 11日(同12日)に「左膝の炎症」で途中交代した大谷。試合前には同箇所の状態を確認する意味も兼ねてブルペンで24球を投げ込んだ。心身ともに、できる限り万全の態勢で臨む。(中村 晃大)

レイズ戦の6回、先制の15ソロを放つ大谷【切り込み写真】ベンチで迎えられる大谷(ともに共同)

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