英国のボクシング専門メディア「ボクシング・ニュース(BN)」は27日までに、プロボクシング元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・ジュニア氏(57)がWBA世界バンタム級(53・5キロ以下)王者ジェシー“バム”ロドリゲス(26)=米国/帝拳=について「彼は世界最高になれる可能性がある」と述べたと報じた。

 同メディアは25日付の記事で、バムはスーパーバンタム級の世界4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=との対戦を熱望しており、ジョーンズ・ジュニア氏はこの対戦案について自身の考えを語っている。

 バムはフライ級(50・8キロ以下)、スーパーフライ級(52・1キロ以下)、そしてバンタム級で世界タイトルを獲得した世界3階級制覇王者。今月13日にはアントニオ・バルガス(米国)に6回TKO勝ちしてWBA世界バンタム級王座を獲得したばかりだが、これは井上尚弥戦への通過点と予想されていた。だが、バムを指導するロベルト・ガルシア・トレーナーは尚弥との戦いの前にバンタム級でもう1試合戦ってほしいと表明。対戦候補としてWBO王者クリスチャン・メディナ(26)=メキシコ=が有力とみられている。

 ジョーンズ・ジュニア氏はこれについて米ATSボクシングに対し、「決してモンスターを避けているという意味ではない」と語ったという。

 「井上はただのボクサーではない。街からフラッとやって来て倒せるような相手ではない。あらゆることに対応できるよう準備しておかなければならない。だからこそ、ガルシアはまず彼に122ポンド級(スーパーバンタム級)で試合をさせて、その階級に慣れさせたいと思っているはずだ。そうすれば、少なくとも彼は自分がどんな相手と戦っているのか、感覚をつかむことができる。それから我々が戦うことになる。「彼は『1試合したら、次は戦う』と言った。

それは逃げているわけではなく、単に自分の選手を試合に向けて準備させているだけだ」と指摘している。

 ジョーンズ・ジュニア氏はさらに、尚弥戦の重要性を強調。バムが「尚弥にキャリア初の敗北を喫させることができれば、パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)の(米リング誌の)ナンバーワンの座を奪うことができるだろう」と語った。

 「もし彼が井上に挑戦して勝利すれば、現時点でこのスポーツにおけるPFP最強の選手になるかもしれない」とジョーンズ・ジュニア氏。BNによると、尚弥―バムの対戦は2027年2月に行われるとうわさされている。尚弥は昨年1年間で世界戦4試合を戦い、今年5月に世界3階級制覇王者・中谷潤人(28)=M・T=との“日本ボクシング史上最大の決戦”に判定勝ち。それ以降は現在まで休養に充てている。最近ではアマ9冠で今月10日のプロデビュー戦を2回TKO勝ちした「ザ・キング」藤木勇我(18)=大橋=とマススパーリングで対峙(たいじ)している写真が話題となった。

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