YouTube登録者数10万人超、「おやこde資産形成アカデミー」で1万3000人以上の親子に金融教育を届けてきたFP・にぐ先生こと谷口達也さんは、子どもの投資では「親の見守り」が欠かせないといいます。
著書『10歳の子どもには毎週1000円渡しなさい』(飛鳥新社)より一部抜粋・編集し、未成年の証券口座の作り方や、親が押さえておきたい見守りのポイントを紹介します。
■子どもの証券口座の作り方と管理のポイント
投資を始めるには、まず証券口座の開設が必要です。
未成年の子どもの口座開設は、その銀行や証券会社に親(親権者)の口座があることが前提になっている場合があるので、各金融機関のルールを確認しましょう。
取り扱い商品の幅や選択肢の多さを考えると、口座開設先は銀行よりも証券会社を選ぶほうが、投資の学習という目的には向いています。
なかでもSBI証券、楽天証券では、100円から積み立てられる投資信託に加え、1株から購入できる単元未満株も取り扱っており、子どものおこづかいの範囲でも購入可能な商品を幅広く備えています。
とはいえ、すでに証券口座を持っている方は、それがSBI証券や楽天証券でなくても、気にする必要はありません。投資の結果に大きな違いは生まれないので、ご自身の都合のいい金融機関を選んでください。
ただし、利益が非課税になるNISA口座は、複数の金融機関で同時に持てず、1人につき1口座しか開設できません。1年ごとに、違う金融機関に乗り換えてNISA口座を作り直すことはできますが、手続きに手間と時間がかかるうえに、乗り換えるタイミングによっては、その年はNISA枠が使えないことも。
また、対象になる商品や手数料などは金融機関によって違うので、これから口座を開く方はぜひラインナップを見て、よく考えてみてください。
証券口座を開設するにあたり、取引の入出金のために、銀行口座の登録も必要になります。
銀行口座はすでにお年玉や子ども手当の管理などで開設している家庭がほとんどかもしれませんが、もし証券口座と同時に開設する場合は、目当ての証券会社と「連携のある銀行」を選ぶと、スムーズでしょう。
■取引をはじめ、証券口座の管理は親の見守り必須
未成年の証券口座は、申し込みから開設まで、すべて親権者が行います。口座の取引状況を常に親が管理することは、証券会社にとって未成年口座開設の前提条件になります。
子どもの投資活動も、親が必ず見守るのが絶対条件です。
特に、取引パスワードは親が管理して、子どもが自分で口座を管理できるようになるまでは教えないこと。株価の確認などのためにログインパスワードを教えるところまではアリかもしれませんが、取引の際には必ず親がパスワードを入れるなど、家庭のなかでしっかりルールを作りましょう。
子どもが18歳になったら、大人用の口座への移行に手続きが必要な場合がありますので、各金融機関のルールを事前に確認しておいてください。
子どもの投資には、親がつかず離れず見守ることが大切です。
おこづかいの範囲とはいえ、放任で子どもが自由に投資するのではなく、親が投資先を探す相談に乗って、サポートしてあげることが大切です。投資を通じて親子のコミュニケーションがいっそう増え、お金のセンスと同時に、子どもの社会性が高まっていくことが期待できます。
この書籍の執筆者:にぐ先生 (谷口達也)
「なにも売らないFP」。1985年、岐阜県生まれ。
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