◆第108回全国高校野球北北海道大会▽2回戦 岩見沢農28―1夕張=5回コールド=(27日・岩見沢市営)

 南北北海道大会の1、2回戦11試合が行われた。小樽潮陵は、センバツ出場の北照に0―8の7回コールドで敗戦。

エース右腕・上林遼真(3年)は、父・弘樹監督(46)率いる北照と7度目の対戦でも白星をつかむことができなかった。岩見沢農は、28―1の5回コールドで夕張に大勝した。篠塚新投手(3年)は、三つ子の兄がやり投げで全国高校総体出場が決定。弟の拓(ひらく、3年)とともに甲子園に出場し、三つ子の同時全国出場を狙う。

 正面に来た打球を処理すると、岩見沢農・篠塚新は本塁へ送球した。5回、押し出し四球で1点を失い、なおも1死満塁。三塁走者を冷静に刺すと、二塁走者の三塁オーバーランもあり、併殺で試合が終わった。「真っすぐの精度が、自分の思うようにはいかなかった」と反省したが、2番手で2回3安打1失点と、初戦突破に貢献した。

 千歳で三つ子として生まれた。弟・拓とともに岩見沢農に進学。理由はシンプルに「野球のために来ました。ここだったら甲子園行けるかなと」。

向陽台中ではともに野球部に所属していた兄の陽(はると)は北星学園大付に進み、陸上部員として今夏の道総体男子やり投げで2位。全国高校総体出場を決めた。

 負けられない思いの弟たちだったが、拓は「もっと2人で活躍したいという話はしてたんですけど、あまりうまくいきませんでした」。7番・左翼で出場し、押し出し四球とスクイズで2打点を挙げたが、個人の活躍という意味ではさらなる上を見ている。

 新は昨秋の大会終了後、アンダースローに転向。3回戦の相手は昨秋全道準Vの白樺学園だが、大矢塁監督(49)は「春のクラーク戦には先発で当てている。そういう(強い)相手に変化を付けたいときに投げて欲しいし、そういう意味合いでアンダーにしている」と期待を寄せた。「チーム一丸となってかかっていけば勝てる。どんなタイミングでも、流れを作れるようなピッチャーになる必要がある」と新。三つ子そろっての全国へ、次は大きな壁に挑む。(山口 泰史)

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