◆第62回七夕賞・G3(7月12日、福島競馬場・芝2000メートル、ハンデ)=7月7日、栗東トレセン

 願いを乗せて、芦毛の馬体が輝く。サマー2000シリーズ第2戦となる第62回七夕賞・G3(12日、福島)に出走するヤマニンブークリエ(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎、父キタサンブラック)は、坂路を62秒3―15秒5で乗られた。

弾むような動きで、状態はいかにも良さそう。松永幹調教師は「帰厩してからしっかりやれているし、状態は上がっているよ」と笑顔を見せた。

 前走の新潟大賞典では、差し馬が上位に来るなか、先行して5着に踏ん張った。「海外帰りでどうかと思っていたけど頑張った。折り合いもついたし、小回りも合うと思う。スタートのいい馬だから」と今回への手応えは十分につかめた。

 福島はトレーナーが騎手時代の2004年、ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞)でケイアイガードに騎乗し、重賞を勝った。「あれで全場重賞制覇にリーチをかけたんだ。あとは小倉を残すのみだったけど、最後まで勝てなかったね」と懐かしんだ。

 07年に厩舎を開業。初の重賞勝ちは騎手時代に勝てなかった小倉(09年小倉記念=ダンスアジョイ)だった。これまで重賞勝ちは23を数えるが、福島での勝利はまだない。

「福島でも勝ちたいね。町全体が競馬を盛り上げていて、ファンの熱がすごく伝わる場所。あの感じがいいですよね」とトレーナー。みちのくのファンに、勝利で笑顔を届ける。(山下 優)

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