大相撲 ▽名古屋場所初日(12日、IGアリーナ)

 左肩痛で2場所連続休場していた横綱・大の里(二所ノ関)が黒星発進。小結・義ノ富士(伊勢ケ浜)と2度立ち合いが合わず突っかけられてしまう。

3度目の立ち合いで体をぶつけたが、前に出られず。逆に攻められはたいたところを押し出された。「また明日しっかり気持ちを切り替えてやります」と悔しそうだった。

 過去3戦全敗(1つの不戦敗含む)の天敵に敗れ、初場所14日目以来、169日ぶりの復活星はならなかった。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「今日の体を見る限り、どんな調整をしてきたのかと思う。ものすごく不安だ。立ち合いも立てるタイミングで立てなかった。立ち合いもただ当たっただけ。どこかでケガのことを気にしているのかな。きょうの相撲を見る限りは心配しかない」と首をかしげた。

 6日の二所ノ関一門連合稽古で大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に11連勝するなど仕上がりの良さをみせた。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は出場について「(稽古で)よく体が動いていた。

出ることが一番」と意図を明かす。自身の経験から「まわりの流れも速くて進化している。2場所空けると別ものになる。それ以上に高めないといけない」と理由を話した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「当たりが軽いんだよ。だから引くしかなかった。勝たないといけない気持ちが強いのだろう。馬力がなくなっているのが心配」と指摘。大の里はファンの声援を受け「たくさん応援してくれる皆さんがいる。頑張ります」。2日目の幕内・藤ノ川(伊勢ノ海)戦に勝って流れに乗りたい。

編集部おすすめ