第1子出産を経て復帰した女性ジョッキーの浜尚美騎手=那俄性哲也厩舎=が12日、高知競馬10R・ファイナルレース(C1-7、ダート1400メートル)で復帰後の初勝利を挙げた。7月4日に実戦に戻り、8戦目だった。

 9番人気のラインメッセージ(牡7歳、高知・那俄性哲也厩舎、父ヴァンセンヌ)に騎乗し、序盤は後方のポジション。向こう正面から進出を開始し、息の長い末脚を引き出して押し切った。

 2番人気のルージュアマリア(岡遼太郎騎手)が2着。12頭立てで最低12番人気のジャスタースパーク(畑中信司騎手)が続き、馬連単は1万2970円、3連複は4万1580円、3連単は26万90円の高配当となった。

 昨年3月に自身のSNSで結婚を発表し、4月から休業。今年1月に出産を発表し、1年3か月ぶりにファンの前に戻ってきた。国内で出産を経ての復帰は、女性ジョッキーで国内最多の1382勝を挙げた宮下瞳元騎手(現調教師)に続いて2人目で、浜騎手も勝利で続いた。

 豪快なロングスパートを決めての勝利に、SNSでは「浜尚美騎手復帰初勝利おめでとうございます」「帰ってきたファイナルの女神」「浜ちゃんおめでとう」「高知ファイナルの女王こと浜尚美復活」など祝福のメッセージが続々と寄せられている。

 高知のファイナルレースとは、記者選抜により近走で勝っていない馬が一発逆転Vを目指すレース。2019年にデビューした浜騎手は通算122勝のうち、今回でファイナルレースを32勝目と存在感を見せ続けてきた。高配当が高額になることが多いためファンの注目を集める一戦で、頼りになるファイナルの女王が完全復活を遂げた。

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