日本eスポーツ協会は31日、味の素ナショナルトレーニングセンターに新設された「HPSC eスポーツラボ」を報道陣に公開した。9月に開幕する愛知・名古屋アジア大会でのメダル獲得を目指し、ゲーミングパソコン16台が設置され、選手たちが日々練習を行っている。

そのほかにもバーチャルスポーツを行える設備や、選手がリラックスできるウェルビーイングゾーンが設けられている。

 取材に応じたハイパフォーマンススポーツセンター長の久木留毅氏は「これまでオリンピック、パラリンピックで培ってきたスポーツ医科学、情報の支援の新しい展開をしていきたい。愛知・名古屋アジア大会の正式種目ですし、国際競技力向上という観点でeスポーツを支えていきたい」と今回のラボ開設の意図を説明した。世間では「eスポーツはスポーツなのか」という声もあるが、eスポーツで得た知見を五輪やパラリンピックなどへの展開も視野に入れ、ラボを開設した。

 国が所有するトレーニングセンターにeスポーツの強化拠点を設けるのは、世界で初めて。これまでは倉庫だった場所を改造して、新たな施設を作った。約180平米のスペースに特別に組んだスペックのパソコンが16台置かれ、通信環境も試合会場をイメージして備えられた。「整備するのに約4100万円、機器を入れるのに約3600万円」と約7700万円の費用が投じられたという。久木留氏は「スペックの高いパソコンがさらに必要だったり、ゲームの入れ替えもある。そのことを踏まえて予算を確保させていただいた」と説明した。

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