第47回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(以下、JT杯)の1回戦第4局となる福岡大会が1日、福岡県の福岡国際センターで行われた。八代弥八段(後手)が増田康宏八段(先手)を134手で破り、2回戦に駒を進めた。

 初出場同士の対局だった。序盤は、相掛かりを採用し積極的に攻めた先手に対し、後手は受けに回る展開。所作が乱れず落ち着いた様子で指し手を進めた。終盤の後手は、先手の鋭い攻めに持ち前の腰の重さを発揮。際どく踏みとどまり、先手の攻めをしのいだ。反撃に転じた後手が的確に寄せて勝ち切った。「増田八段が3三に歩を打つときに最後の考慮時間を使ったので、もしかしたら助かっているかもしれないと感じて△4五銀に懸けました。結果的に後手玉が中央へ抜け出せて形勢が好転しました」と振り返った。

 2回戦第4局(9月12日・熊本大会)では、藤井聡太JT杯覇者と対局。「非常に厳しい相手です。今日は自分の良さも悪さも出た将棋だったと思います。そういう自分らしさを出して勝負できたらと考えています」と意気込んだ。

 同大会は、トップ棋士12人が覇を争う公開対局。オンライン観戦(ABEMA)と会場での観戦が可能で、熱気や緊張感を体験できることが特徴。解説等も会場内でリアルに行われる。

 次回の2回戦第1局の北海道大会(8日・札幌コンベンションセンター)は、伊藤匠叡王・王座と斎藤慎太郎八段が対局。大盤解説は屋敷伸之九段、聞き手は鈴木環那女流三段、読み上げは久津知子女流三段が務める。

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