歌舞伎俳優の松本幸四郎らが2日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「八月納涼歌舞伎」(26日千秋楽)の劇場前イベントに浴衣姿で登場した。

 第1部開幕前の午前9時45分、正面玄関前に幸四郎ら歌舞伎俳優17人が白の浴衣姿で登場。

「怪談 牡丹燈籠」、「らくだ」に出演する幸四郎は「朝早くからすごい暑いです。ただ、これに負けずに八月納涼歌舞伎、一丸となって熱いお芝居をお届けしたいと思います」と抱負を語った。

 「らくだ」、「舞鶴雪月花」に出演する中村勘九郎は、「納涼歌舞伎も37年ということで、最初の時も出演させていただいて、まだまだ若いつもりでいたんですけど、(イベントに)並んでいるメンバーの中では2番目のお年寄りになってしまいました」と苦笑い。「でも、若い人たちに負けず、一生懸命熱いお芝居をしたいと思います」と力強く語った。

 第1部の「怪談 牡丹燈籠」は三遊亭円朝による傑作落語を基に、幽霊の怖さや人間の欲望、業(ごう)の恐ろしさを描く。同演目に出演する坂東巳之助は、松竹配給で映画「口に関するアンケート」と「だぁれかさんとアソぼ?」のホラー2作品が公開されていることに触れ、「松竹さん、どうやら今年の夏はホラー・怪談に力を入れているようでして。皆様、ぜひ松竹さんのホラー・怪談で涼を取っていただいて、暑い夏を乗り越えていただけますと松竹さんもウッハウハ、私も幸せでございます」と呼び掛けた。

 イベントには、中村橋之助、尾上右近、中村七之助、中村歌昇、坂東新悟、中村米吉、中村長三郎、中村勘太郎、中村歌之助、中村虎之介、中村福之助、中村玉太郎、市川染五郎、尾上辰之助も出席した。

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