第60回黒潮盃は8月13日、大井競馬場で3歳15頭(南関東14、兵庫1)がダート1800メートルを争った。6番人気のミルトイブニングが4コーナーで先頭に立ち、追いすがるサンラザールに1馬身半差をつけて優勝。

兵庫から参戦の伏兵が重賞2勝目を南関東の地で果たした。鞍上は金沢競馬所属の吉原寛人騎手。上位2頭にジャパンダートクラシック・Jpn1(10月7日、大井)への優先出走権が与えられた。

 勝ったのは兵庫から参戦したミルトイブニングだった。後方4番手追走から向こう正面で一気に順位を上げ、4コーナーで先頭に。直線もしぶとく伸び、1馬身半差でゴールに飛び込んだ瞬間、吉原寛人騎手は「うれしさが爆発した」と高々と腕を振り上げた。

 「馬の邪魔をせず、リズム良く」を重視し、流れが落ち着いたところで「上がっていけたのがよかった」と道中を振り返ると「3、4コーナーの手応えはしびれましたね」と快心の勝利に喜びを噛みしめた。保利良平調教師は「日本一のジョッキー」と吉原騎手に絶大な信頼を寄せており、きょうの騎乗も「いい結果」と満足の笑みを浮かべた。

 同馬はこれで夏休みに入る。秋の目標にはジャパンダートクラシックや地元・兵庫の園田オータムT(10月15日)、などを視野に始動する予定だ。

 ◇ミルトイブニング 父タイセイレジェンド、母ウィンガーランド(父ステイゴールド)。園田・保利良平厩舎所属の牡3歳。

北海道浦河町・オーシャンズランチの生産。通算12戦5勝。総獲得賞金は4685万円。主な勝ち鞍は2026年西日本クラシック。馬主は永山勝敏氏。

 矢野貴之騎手(サンラザール=2着)「向こう正面で動いて息が入ったところでまくられた。それでも操縦性、精神的にすごく成長を感じたし、距離とか折り合いに不安がなくなったのは収穫です」

 御神本訓史騎手(ストラディウス=3着)「後ろからになったけど、うまく競馬はしてくれた。重賞で健闘するということは素質が高いし、パンとしてくれば」

 本橋孝太騎手(モエレサワンミヤギ=4着)「前半はいいリズムで運べて、自分の競馬はできた。今日のような馬場にも対応できて器用さもある」

 池谷匠翔騎手(ララメテオ=5着)「もう少し前めで競馬したかったけど、しまい重視で運びました。斤量(58キロ)もあったと思いますが一度使って良くなってくると思うし、次が楽しみです」

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