プロボクシング元WBA世界バンタム級王者で熊本市出身の堤聖也(30)=角海老宝石=が21日、東京・後楽園ホールで行われた所属ジム主催興行で、令和8年熊本地震の義援金の募金活動を行った。「堤一派」タオルも販売し、利益の全額を熊本への義援金として寄付する。

堤とともに、同ジム所属で熊本出身の日本ライト級1位・村上雄大、東洋太平洋ウエルター級3位・浦嶋将之も募金の呼びかけを行った。

 堤は「僕の家族や身内は問題なかったようだが、八代市に住んでいる友達らは大変だと思う」と話し、「10年で2回の地震が来た。僕は10年前もこっちにいたので地震を経験していないが、みんなたくましいです」と被災した地元の人々を思いやった。「10年前は学生だったので何もできなかった。今は多少なりとも何か行動できるようになったので、みなさんの力を借りてやらせてもらっています」と地元への支援を約束。今月9日からはスポーツブランド「A.G.SPALDING&BROS」とのコラボによる「CYCLONE BOXING CLUB TEE」やグッズを販売。利益の全額を寄付することを発表していた。

 堤は2024年10月、井上拓真(大橋)に判定勝ちしてWBA世界同級王座を獲得。25年12月に元世界5階級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2―1判定勝ちし2度目の防衛に成功したが、鼻骨を骨折。6月1日(日本時間)発表のWBA世界ランキングでWBAバンタム級正規王者から休養王者となり、8月1日発表のランキングでは1位となった。

 今秋にも復帰戦に臨むことを見据えて、すでにスパーリングも行うなど「軽い実戦練習を始めている」という。

編集部おすすめ